お客様インタビュー

システム構築の歴史の中で、システム間連携の活用から AI への展開に向けて

【グラントマト株式会社様】

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グラントマト株式会社(福島県須賀川市、南條浩社長)は、農業支援サービス、農業生産資材・農業関連商品・生活必需品等の販売など“地域密着”ビジネスを福島・栃木・茨城・山形で展開する企業。

グラントマトの歴史と、そのシステム構築の歴史

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グラントマトの歴史は、1949年の南條商店の創業に始まる。農業生産資材を農家に販売し、農家から米穀を集荷するビジネスモデルで成長を続けてきた。

1987年に二代目として家業に入った南條氏が、1995年には株式会社への組織変更とともに、農業生産資材を充実させた小売店舗「農家の店とまと」一号店をオープンした。1996年には二号店を出店、「農援ショップ・グラントマト」と改名して全国展開を目指す。

二号店出店の翌年には、早くもPOSを導入。2002年、酒・食品部門を開設し、トマトも7店舗に増えたところで、数千万円を投じて本格的なPOSを導入した。商品や取引先マスター登録、POSレジへの転換を進め、社内の端末で前日の各店舗の売上状況を誰でも見られる状況も作りあげていった。

「システム投資にはこれまで十億円は投じてきた」という南條社長。2013年には情報システムの、2016年には発注・在庫・販売管理システムのグレードアップを行った。

発注・在庫・販売管理の相互システム連携を実現するためにxoBlosの採用

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2015年の時点で、販売・発注管理システム、在庫管理システムは、個別には充実した稼働内容だったが、そのデータ連携をノンプラグラミングで実現したいという要望が出ており、今後の拡張性と柔軟性を考慮した仕組み作りが望まれていた。

販売・発注管理システムとしては、クライアント-サーバーシステムとして稼働するパッケージ製品が導入され、運用されていた。在庫管理システムとしては、複数の倉庫センターをネットワークでつないだ倉庫管理システムが別パッケージ製品として、別サーバーで稼働していた。課題として、2つのシステム間のデータの連携作業があった。

販売・発注管理システムから出力されるデータをサーバーから人手でダウンロードし、Excelでデータ形式を変換して入荷指示データ、出荷指示データとして、別サーバーの倉庫管理システムにアップロードする人手作業があり、年中無休の日次(デイリー)処理であるため、この部分の自動化、自動運転が望まれていた。また、倉庫管理システムから同様に処理結果を販売・発注管理システムに返す処理があり、この相互データ連携を手動での取込み処理で行っていた。

そんなときSIerから、システム間データ連携では実績のあるxoBlos(ゾブロス)の紹介を受けた。

製品検討の結果、xoBlosの採用が決まり、開発元のデジタル・インフォメーション・テクノロジー株式会社のエンジニアと倉庫管理システムの担当エンジニアとの数回の打合せを進め、連携システムを開発した。

xoBlosによるシステム間連携の運用、そしてデータ移行処理への活用

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運用方式は、タスクスケジューラにxoBlosのアプリを登録し、毎日のデータ連携作業を、早朝の無人自動運転に切り替えることで実現し、煩雑な人手作業を大幅に軽減した。

中間データとしてExcelファイルやCSVファイルを使用している場合の業務システムに、xoBlosは威力を発揮するソフトウェアである。JavaやVisual Basicなどのプログラミング言語をまったく使用せず、制御シートと呼ばれるExcelのパラメータシートの設定のみでデータ形式変換、ファイル管理、自動運転処理を実現した。このため、思ったより開発費用が抑えられたこともあり、2016年の販売・発注管理システムの刷新でも、xoBlosが活躍することとなった。

古くて旧態化していた販売・発注管理システムを、戦略的なMD(マーチャンダイジング)機能を搭載した新システムにグレードアップすることが決まり、旧システムの商品マスター、取引先マスターなどのマスター群を、新システムのマスターにデータ形式変換、移行することになり、そこでもxoBlosの機能が活用された。

今後のシステム構想とAIへの展開

「蓄積したPOSデータをAIで解析することで、どんな商品がいつどれだけ売れるのかといった予測を精緻化できると考えています。最終的には人間が判断しますが、AIの予測により判断スピードを10分の1の時間に速めることが可能です」と南條社長は言う。

南條社長は、長年に渡り一緒に取り組んできた複数のITベンダーのレガシーシステムのデータ活用をIoTベンダーとともに進め、データマイニングや機械学習の仕組みから日本の農業と農家に寄り添うAI化を模索しており、農業現場に求められるAI活用のサービス化に向けて複数のアプリを組合せ、そのアプリ間の連携をxoBlosで行うシステム構築の計画を開始している。

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